新生活スタートがほぼ無意味と化す
順調?「あっ姉さん、勿論さ。引っ越し後の掃除、家具配置を含め、全部ばっちり!」ふむ、快調かな。「けど…」浮かぬ顔、心配事?
「ちょっとねぇ」もしや弟?「兄貴が正直、あれほど変態とは思わず…」まさか妹に告白するたぁ。正直、長女としてビックリさ。
「どうして私?はぁ…最悪」ま、これも運命さ。一人暮らしレディは、いつもこーゆー危機と隣り合わせ。「貴女も同じじゃん」いや、彼氏おるよ。
「むっ…こうなれば、早く彼氏作るべき!」「俺じゃ駄目か」うわ、突然。「な、何故此処に?」「顏見たいと思った」あら、こっちは全然見たくありません。
「お前じゃねー!」無礼千万。「とにかく!今日は疲れた。お願い帰って!」「着いたばかりよ…」「入室許可した覚えすらねーわ、早く!」「冷たっ…分った。出直す」二度と来るな!
「はぁ、せっかく憧れた一人暮らし開始の筈が、これじゃ引っ越す前と、変わらぬわ。最悪ぅ」「大丈夫。毎日来ちゃうぜ」やめろ!